エルムの森だより

北海道大学教職員組合執行委員会ブログ

2013(平成25)年度人事院、異例の「勧告なし」


8/8(木)、人事院は、国家公務員の月例給・一時金ともに改定を見送る
とする報告を内閣と国会に提出しました。
http://www.jinji.go.jp/kankoku/h25/h25_top.htm

昨年4月から実施されている「賃下げ法」によって、実支給額では民間よりも
7.78%(29,282円)下回っていることが公表されているにもかかわらず、
改善勧告を見送ったのは、国家公務員の労働基本権制約の
「代償措置」としての人勧制度の役割を自ら否定するものです。

どうなってるんでしょうか。

なお、今回のように報告のみにとどめられたのは、現在のラスパイレス方式
による官民比較がはじまってからは初めてのことです。

公務労組連絡会では、幹事会声明を発表し、不当な勧告見送りに抗議しています。
http://www.komuroso.org/statement/2013-01.html

「賃下げ法」の影響は、国立大学法人にもおよんでいます。北大職組は
今後とも、公務員労組と連帯し、公務員と独立行政法人職員の賃金切り下げに
反対し、これをはねかえしていく世論と運動形成の一翼を担っていきます。

 

(組合のメイルニュースから)