エルムの森だより

北海道大学教職員組合執行委員会ブログ

大学のガバナンス

大学の運営が硬直化しそうです

大学におけるガバナンスが中教審で検討されています

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/035/siryo/attach/1337246.htm

その中で,学長や学部長の選出方法に関して

学部長は学部教授会による選出によらず,学長の指名によることで

学長のイニシアチブを強化できるというような意見が見られます

関係する資料が

http://daisala.blogspot.jp/2013/07/blog-post_9.html

で引用されています

 

大変違和感を覚える考えですね

構成員の意にそわない強引な運営に対する批判が

いくつかの大学で見られますが,こうしたことに対する歯止めは

選挙で選ばれると言うことがあるからでしょう

効率のみを考えると科学の独創性はだめになるというのは

これまでの歴史の教訓のように思います

学長や学部長が学内の選挙で選ばれるからこそ

学内の意見を考慮した運営が可能になると思います