エルムの森だより

北海道大学教職員組合執行委員会ブログ

学校教育法改悪案が国会を通過

大変残念なことに大学自治に学長の大幅な権限強化につながる

学校教育法改悪案が6月20日に参院で採択されました

反対は共産,社民でした

大切な法案にもかかわらず,

参院ではわずか二週間の審議しか行なわれませんでした

衆院では,学長が希望しなければ

教授会の意見考慮されないような法案に対する批判がなされ,

修正案が,自民,民主から出され採決されるなど

問題点が葺き彫りになっていました

参院でももっと審議が必要でした

経済優先の大学運営が,政府の意向を受けて

学長のガバナンスで推進されるようになると

アカデミズムはどうなるのかと言う指摘もあります

http://blogos.com/article/88116/

今後,大学のなかでこの法案を根拠に

強引な大学運営が行なわれないよう

運動して行く必要があります

たとえば,改正された学校教育法および

国立大学法人法について議論する場を

持ち,大学運営のあり方を考え議論を学内で

広めることが必要と思います

「まさか,北大で,各部局の意向を無視して

部局長や学科長まで学長が指名したりしないだろう」

等とは言えなくなるかもしれません

 

施行は来年四月からです