エルムの森だより

北海道大学教職員組合執行委員会ブログ

今年は正規職員登用試験制度を変更,疑問・不満の声も

 北大では非正規で有期雇用職員を正規職員に採用する試験(筆記試験と面接)を平成24年度より行っていますが,その合格者数(応募者数)は24年度3名(298)、25年度4名(124)、26年度3名(88)、27年度1名(72)、28年度4名(77)、29年度?名(47)と極めて少数です。

 今年は試験の方法を大きく変更し小論文と面接にしました。採用試験の公表が遅く,応募期間は土日挟んで10日間,実際に試験のことを知ったのが金曜日だったとの連絡体制にも問題がありそうです。

 また,小論文の課題は「あなたがこの試験に合格した10年後,どのような事務職員になりたいかを述べてください。また,北海道大学が現在直面している課題を挙げ,その課題解決に本学の事務職員はどのように取り組むべきかを併せて述べてください。」であり,中央事務系に働く人はまだしも,研究室で働いている人や年齢的に10年後まで働けない人にとっては極めて不利な内容です。

 試験を変えるのにいつもより遅い時期に公表され,応募期間が短く,課題にも公平感が欠けるもので,疑問・不満がでても仕方ないでしょう。「出来レースでは?」との声も聞こえてきます。