エルムの森だより

北海道大学教職員組合執行委員会ブログ

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

選考会議、名和豊春氏を次期学長候補者に決定

本日、選考会議が、名和豊春氏を次期学長候補者に決定したと公示しました。 ホームページ(学内限定)に掲載されている「選考の概要」によると、投票結果は以下の通りだったそうです。 名和豊春 氏 7票 山口佳三 氏 5票 白 票 1票 名和氏は、「意向聴取」…

どこをどう見たら、北大の財務内容が「順調」という評価になるのか?

北海道大学をはじめ、全国の国立大学法人の「平成 27 年度に係る業務の実績に関する評価結果」が公表されています(11/15)。 国立大学法人等の平成27年度に係る業務実績の評価結果:文部科学省 北大の評価結果を見ると、「財務内容の改善」は「順調」とされ…

学長選、「意向聴取」投票の結果

本日行われた次期学長選考に関する「意向聴取」の投票結果が、北大ホームページ(学内限定)に掲載されました(12:30)。 投票結果 第1位 名和 豊春 726票 第2位 山口 佳三 440票

財務省も文科省も、大学の裁量的な予算を削っているだけ

2017(平成29)年度政府予算の編成が大詰めを迎え、財務省と文科省の議論が白熱しています。 財務省(財政制度等審議会11/4)は、国立大学法人運営費交付金については、 「国立大学法人運営費交付金については、各国立大学の取組構想の進捗状況を確認し、予…

学長選、「意向聴取」有権者の範囲拡大の謎

北大の学長候補者の選考は、推薦された者が2名以上いた場合、学内の有権者による「意向聴取」投票を経て、総長選考会議が選考します。「意向聴取」投票の有権者は、「国立大学法人北海道大学総長選考会議規程」により定められています。 この規程が今年6/3の…

北大の「人件費ポイントシステム」は、第2期中期目標期間にすでに破綻していた?!

北大の大学院研究院(研究科)等の部局の専任教員の人件費管理は、「ポイント制教員人件費管理システム」という独自の制度により行っています。これは、2006(平成18)年度に導入されたもので、各部局の教員数を「ポイント」(教授:1.0、准教授:0.8、講師…

北大 大幅な教員削減案(読売新聞12/3朝刊・道総合面)

教員人件費削減問題は、2017年学長選の一大争点になっています。 読売新聞12/3朝刊の記事は、11/30に開催された「公開質疑」でも、真っ先にこの問題が取り上げられたことを報じています。ただし、報道陣はシャットアウトされていたため、ソースは参加者から…

国立大交付金 野放図な減額は疑問だ(北海道新聞12/2社説)

地元紙の社説です。 「時間をかけた基礎研究などに取り組む研究者はますます減るだろう。実用化や応用ばかりが重視され、人文社会系の研究は理系以上に先細りが懸念される。」 「資金が欲しい一部の研究者が、軍事技術に応用可能な研究に資金を出す防衛省の…

「優秀な人材が逃げる…」地方国立大、人件費削減に悲鳴(朝日新聞11/24)

北大の教員人件費削減問題が連日、新聞報道されています。各紙とも、教員数の削減、大学の研究・教育組織のリストラが、学術と高等教育に深刻な影響を及ぼしていることに警鐘を鳴らしています。 朝日新聞の記事では、当ブログも紹介されています。 www.asahi…